録画してあったシンデレラの実写版を見ました。
アニメで見ている時はずいぶんいやーな継母だなという印象が強かったのですが、
なんと実写版では継母の事情がわかり、なんとも複雑な気持ちになりました。
継母は不自由のない暮らしをしていた奥様でした。
ところが、ご主人が急死していまいました。
昔ですから、保険もなければ何の補償もありません。
女性ひとりで子供を育てていくのは不可能です。
昔はご主人が亡くなれば、また次の方と結婚するしか生活していくことはできません。
そして、奥さんが病死してしまったシンデレラのお父さんと再婚しました。
なんと再婚後ほどなく、シンデレラのお父さんも仕事の旅先で死んでしまいます。
シンデレラがかわいそうなことはもちろんですが、継母の立場を考えるとなんと不幸続きで継母もたいへんな人生になってしまったものです。
そういうお話だったの!とはっとさせられました。
継母は、「これで幸せになれると思ってシンデレラのお父さんと再婚したのに、どうしてこうなるの?」と思った時に恨みになってしまったのでしょう。
その矛先はシンデレラに。
私たちの周りのことも見方を変えると「そうだったんだ!」と思えることがあります。
場合によっては人を許せたりします。
見方をかえると同じお話でも、内容がずいぶん違ってきて娘と驚いてしまいました。
継母はすごい美人の女優でした。
舞踏会の、シンデレラのブルーのドレスが素敵でしたね。
スワロフスキーが制作したドレスだそうです。